デカダンス#8 これってテロリストの話?

感想話数の間が抜けてますけど、合間にお盆を挟んでいたので忙しくて感想が追い付いてません。気が向いたら書くかも。
それよりていぼう日誌のかん素雲1から書きたいところなんですが。ともあれ。

七話で俄然面白くなって、実際待ちに待った八話だったんですが、視聴後感じたのはあからさまにこれはテロリスト側を応援する話か?となってて困惑しました。
システムの破壊を唱え出したカブラギは未来を切り開くカリスマとして描かれていますが、これって現実の比喩としたらどんな規模だろうかと考えていたのですが、日本政府転覆とか?いやいや、この人達にとってデカダンスは世界なんだから、世界経済を完全に崩壊させるレベルの事をしようとしてる?と思うと、そうするにはどうしたらいいのかを考えてしまいました。
核ボタンでも起動させる?
それってたとえ大義名分があったとしても犠牲者がたくさん出るから許されないことだよね。
デカダンスのシステムを崩壊させると犠牲者はでないのか??または、システムの裏を知った上でなおかつ崩壊を望まない人々はいないのか?と考えてしまう。カブラギははたして「正しい」のか?

アニメ的にはあのカマキリキャラと密造酒を作ってるダメな三下部下の二人は内通者で、いかにもな悪者的描かれ方ですけど、世界のシステムの崩壊を後先考えずに起こそうとしてるカブラギはハリウッド映画なら原子炉を狙うテロリストみたいなもんじゃないですか。なんならカブラギこそが悪役ではないですか。
ゲーム警察?という単語が新たに出てきましたけどFBI みたいなもんですよね。やはり現実でのテロ事件を彷彿とさせる構成になってきた。

これ、どう決着させるつもりなのか、そもそも狙いは、テーマはなんなのか、いよいよ訳がわからなくなってきました。先が読めないという意味では、狙い通りなのかもしれないですけど、ここにくるまでの設定の強引さからあまり良い決着は期待できない部分もあります。

あと、最近、無意味でイラつくだけと揶揄されていなくなってきた「足手まといでよくミスをして、視聴者をハラハラさせるキャラ」が出るアニメなんだな~とそんなことを思いました。

(今回やっとエンディングの、手でフレームを作って星空を型どってるイラストの手が、カブラギとナツメだと気づきました。ナツメは片手が義手だから当選なのですが、男の手と子供の手ということに気づきました。この二人は親子という解釈で合ってますよね?!?!ね?!年の差恋愛の美化と、恋愛で幸せの帳尻合わせをさせる話は正直もうお腹一杯なので…)